セルモの教室長BLOG

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多くの体験生の共通点

先週もたくさんの体験生が教室に来てくれました!

皆さん、数学・英語が苦手な方が多いです。

この2科目が苦手な生徒さんには、面白いくらい共通点があります。

まず数学では「基本的な用語の意味を理解していない。」「計算式に独特の癖があり、そのやり方では正解しない。」という点です。



前者は、意外と見逃されがちなのですが、用語が分からないと教科書や問題集に書いている指示や解説が分かりません。学校の授業でも、先生が何を説明しているのか理解出来ません。


後者は皆さん独特のこだわりがあり、「どこでそのやり方を習ったのかな?」と感じる位独特な解き方をする生徒さんがいます。正解するなら良いのですが、多くが不正解です。「そこでそのやり方を教えてもらったの?」と聞くと、どこでも習っておらず独自の方法と皆さんおっしゃいます。


数学は2,000年以上の歴史がある学問です。高度な数式などは、現代でも新たな発見がありますが、小学校や中学校の算数・数学では、やはり基本的なルールに則って解くのが一番良いですね。基本的なルールにすこし工夫することは、問題によってはありますが、その場合でもあくまでも基本ルールに則ることが重要です。


そして、ワープをする生徒さんも多いです。何千回と指導している塾の先生でも、その解き方では無理!という位ワープする生徒さんが多いです。途中式を少なく解けたほうが気持ちが良いかもしれませんが、多くの生徒さんがそのワープした箇所で間違えているので、ある意味無駄な作業です。「最初から丁寧に解いたほうが復習の回数も少なくて良いよね?」と伝えると、多くの女子生徒さんは丁寧に解いてくれます。


男子生徒さんは、こだわりが続く生徒さんが多いですね。この改善指導に苦労します。女子生徒さんのほうが精神的に成熟するのが早いことが関係しているかもしれませんね。


英語は、文法の意味が理解出来ていません。例えば、中学校1年生の1学期で、be動詞・一般動詞・名詞・形容詞・冠詞などを学習しますが、そもそも日本語の段階で、意味を理解していない方が多いです。例えば、「詞」というのは、いったい何を指す言葉なのか、理解出来ていません。セルモでは、英語を苦手とする生徒さんへ、まずは日本語の説明をするようにしています。


このように、生徒さんの理解していない点は共通しているのですが、学校教育では一人ひとりの細かいコンディションまで把握出来ていないので、なかなか個別の改善が難しいです。また、通信教材(チャレンジやスマイルゼミ)では、生徒さんのそういった課題を分析することが難しいので、ベースの理解が無いまま学習が進んでしまい、改善を果たせない・・。そういった状況に陥っています。


よく保護者さんが勘違いするのは、「やる気が無い。」「勉強の仕方が分かっていない。」とおっしゃるケースが多いのですが、決してやる気や勉強の方法ではなく、「基本的な語彙と処理方法が理解出来ていない」というもっと根本的な部分でつまずいているのです。

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