セルモの教室長BLOG

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やはり小学生の学習を確実に理解することの大切さ・・

町田市忠生の個別学習のセルモです。


ここ数日のBlogで中間テスト対策を進めている・・というお話をさせて頂いています。

その中で感じたことの一つは、「やはり小学校の学習を確実に理解することの大切さ」です。


中学校から勉強が苦手で入塾された生徒さんのほとんどが、「小学校の関連単元」が極めて曖昧です。

例えば数学・算数のラインで申し上げると、中学校の数学に関係ない小学校の算数の単元は「そろばん」くらいで、他は全て密接に関係しています。

当たり前の話ですが、例えば分数の通分が分からない生徒さんに、正負の計算や方程式は解けるはずがありません。ここで問題なのが、保護者さんや生徒さん自身の認識の差です。

概ね理解できていると保護者さんが認識していても、実は生徒さん自身は良く分かっていないというパターンが多いということです。


どうしてこういう差が生まれるかと言うと、これは小学校で配布されるドリルや出題される小テストに秘密が隠されています。現状の小学校では、生徒の学力低下に対し一般レベルの問題を出題したら平均点が下がってしまうので、あえて中〜低レベルの問題を出題している様子が見て取れます。ドリルも基本問題以上は出題されていない問題集を選択しています。よって、それらの問題をそこそこ解けていると、保護者さんは「うちの子は理解している」というように捉えられるようですが、(生徒さんにとって)少し応用・発展的な問題になると実はあまり理解できていないということが多々有ります。

もちろんこれらの応用・発展的な問題も、小学校の指導要領では標準的な問題として捉えられていますので、それらが中学校の問題を解く際の基礎となっている場合、生徒さんは対応できないということになります。その場を都合よく数字合わせしてしまっている小学校の指導には大いに問題があると言わざるを得ません。中には、難しい単元はごそっと抜いてしまう先生もいらっしゃいます。保護者さんも点数ばかりを見て、単元の中身をしっかり捉えられていないという反省もあるかもしれません。子供達もなんとなく良い点数が取れていれば、あえて「実はこういった問題はわからないんだよね・・」と周囲の人には言わないでしょう。

そして中学校に入ると「あれ?ここまでできなかったっけ?」という保護者さんの実感となるわけです。それから当教室を含めた学習塾にご相談頂きます。チェックしてみると、理解できていない範囲や内容が非常に多いわけです。そうすると小学校の単元の復習もきちんとやりなおさなければいけませんし、定期試験の時期はテスト勉強もしなければならず、短時間で学校のテストに対応できるまでのレベルには到達できません。


みなさん良くおっしゃるのが、「これだったらもっと早くセルモさんに相談して、早めに弱点を克服しておけば良かった」と言うことです。しかしながら時は戻りません。選択できる高校受験先も限定され、「これくらいの高校は行けるだろう」と思っていた生徒さんや保護者さんの希望は叶わないわけです。


現実的に保護者さんが、小学校で指導している内容を事細かにチェックしたり、内容に異を唱えて先生方の指導内容を変えることはできないと思います。

やはり我々のようなプロにご相談頂きチェックすること。以前にも申し上げましたが、そのリミットは小学校4年終了時までです(10歳の壁)。4年生でご相談頂ければ、十分に弱点を克服し、中学校の先取り学習も対応可能です。部活動との両立も可能でしょう。それ以上の学年の生徒さんも対応可能ですが、習い事や遊びとの優先順位を十分に考えてもらわなければなりません。時間が限られますので急ピッチです。しかし急ピッチは生徒さんも勉強に拒否反応を示す場合もありますので、あまりお勧めしません。何事も余裕を持って取り組むのが一番です。





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2015.09.29

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