セルモの教室長BLOG

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ナルコレプシー(過眠症)をご存知ですか?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

長雨が続きます。台風・大雨の影響で災害に遭われた地域もあります。お見舞い申し上げます。

教室の周辺は休講するほどの雨ではありませんので、本日も元気に授業を実施したいと思います。

さてナルコレプシーという病気をご存知でしょうか?

別名過眠症と言われ、夜間十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中強烈に眠たくなり、授業や試験中でも居眠りしてしまう症状です。時には眠っている本人自体が「寝てしまった事実」に気づかない場合もあります。

当教室でも今までこの症状の生徒さんに出会ったことがありますが、着座してものの数十秒で眠りに入ってしまうなど、勉強に集中でき無い光景を何度も見てきました。

この症状に対し「夜更かしが原因」「怠け癖」と叱る先生や親もいますが、本人が眠気のコントロールができなくなってしまっていますので、怠けたり、やる気が無いということでは無いのです。

当教室は医療機関ではありませんので病気の診断はできませんが、一般的に見て明らかにおかしい睡眠を取られる生徒さんについては、保護者さんにきちんとお伝えするようにしています。

専門家にお話を聞いてみると、近年においては特異な症状ではなく有病率は世界的に1,000人に1人と決して珍しくないそうです。しかも中学生に該当する年齢で発症するケースがほとんどだそうです。具体的な症状は典型的な睡眠発作のほか、強い感情が起こった時に体の力が急激に抜ける情動脱力発作、寝付き際に金縛りが起こる睡眠麻痺など、様々な症状を引き起こします。

最近では「睡眠外来」という睡眠専門の診察科が出来るなど、睡眠障害やナルコレプシーに対する理解も進んできました。

早期に対応することで十分に治療が出来る症状ですが、発症年齢が思春期の難しい時期でもあり自分から言い出さ無いお子さんも多いのが問題です。この症状が続くと、勉強の機会を逃すだけでなく何度も起こされたり注意されたりと、精神的にも二次障害を発症してしまいますので、親や教師が異変に気付いた場合は早期に専門家の受診をお勧めいたします。

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2015.09.09

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