セルモの教室長BLOG

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世界での難民数はご存知ですか?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

今日は勉強の話は抜きにして、最近気になっているニュースのことを書き込みます。

ここ数日、シリアからの難民についての話題でヨーロッパは持ちきりです。

特に、三才の難民の少年が移動の際に乗っていた船が転覆し、岸にたどり着いた写真が公開されてから、

ドイツを中心としたイギリスやフランスなどの大国が、難民の受け入れについて施策を発表しています。

特にドイツは積極的で、今回の難民対策に1.3兆円の資金を投入するとも言われています。

なぜドイツが難民の受け入れに積極的かというと、第二次世界大戦後に制定された憲法で難民の受け入れを拒否していはいけないからだそうです。

おそらく第二次世界大戦中にドイツは民族迫害で大きな罪を背負いましたので、そういった憲法になっているのでしょう。

と言っても、大量の難民をドイツ1国で受け入れることは難しく、大国を中心に各国が一致団結していかなければいけません。

日本ができることもいろいろあるはずです。残念ながら今のところ政府からは声が上がっていません。赤十字等で募金が始まれば、私も参加したいと思います。

報道で少年の生前の写真を見ると、笑顔が素敵な可愛らしい少年で、報道を見た私も涙せずにはいられませんでしたからね。

もう少し難民について掘り下げてみると、本日の日経新聞を読むと、昨年の世界の新規難民数は約1,480万人もいるそうです。

新たに発生した数ですから、合計で約6,000万人が世界中で難民となっており、これは日本の人口の約半分です。

年々その数は増えており、2009年にはおおよそ3,600万人だったようですので、わずか5年で2,400万人も増えたことになります。

日本に住んでいると、難民が主に発生するアラブ諸国やアフリカ諸国と離れていることもあり、「難民」という言葉にあまり敏感ではありません。

日本の難民受け入れも地理的条件の問題からヨーロッパ諸国と比べると大変少ない数です。

調べてみると、それでも昨年は日本への難民申請数は5,000人を超えたそうですが、実際に認定されたのはわずか11名。日本の認定基準は大変厳格なのが原因です。

確かに「偽装難民」の問題もあるでしょうが、大変少ない人数に驚きました。

昨日教室に来た生徒何名かに「今話題になっている難民のニュースを知っている?」と聞いてみたところ、ほとんどが知りませんでした。

シリア難民の話を少しして、世界には勉強したくてもできない子供達がたくさんいるということを伝えると、生徒達は大変驚いていました。

多くの生徒はご両親の庇護のもと幸せに生きています。少なくとも食べるものや寝るところに困っている生徒はほとんどいません。

同じ地球上に生活する同年齢の子供達の環境にここまで差があることについて、何かできることはないかな?と思い、今日休憩時間を使って難民について調べました。

まだこれが自分の出来る貢献というのは見つかっていませんが、近日中にアクションを起こせればなと考えています。

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2015.09.08

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