セルモの教室長BLOG

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宿題は永遠のテーマ

町田市忠生の個別学習のセルモです。

「宿題」、それは学校でも学習塾でも永遠のテーマです。

宿題の意味合い、それは当然のことながら「理解の定着」を図るために実施されるものです。

最近、地域の公立小中学校では「宿題をやってこない」生徒があまりにも多いため、宿題を出さない学校や先生が増えています。宿題をやってこない生徒が多いと、宿題をやってこなかった理由の確認やその後の指示・作業(居残りの対応、プリントの出し直しなど)が煩雑になり、ただでさえ忙しい先生達は身動きが取れなくなります。また一所懸命やっている生徒にとっては、単なる迷惑な時間となってしまいます。

結果、先生達は「宿題を出さない」もしくは「宿題をやってこない生徒は無視」という結論に達します。当然ながら、このようなことが続くと学力の定着は図られません。保護者自身も、学校で宿題が出されているのか出されていないのか、自分の子供が宿題をやっているのかいないのか把握出来ていないケースもあります。

こういったところに現代日本の学力低下の原因の一端があると思われます。だんだんと敷居を下げて、大人も子供も楽に進めようとするところにです。

さすがに学習塾は学力を上げる場所ですので、そういうわけにもいきません。入塾時に宿題は、ほぼ毎回出すことを生徒にも保護者にも伝えています。それを了承して入塾してもらっているわけです。

ところが学校と同じ感覚で、「宿題をやってこない」生徒がいます。「やってこなくても何も言われない」と高を括っている生徒さんです。

そんなことはありません(笑)。当教室は宿題をやっていない場合は授業に参加させません。自習スペースで、宿題を完成させ間違いを見直し・練習をさせます。そうしないと、確認テストをやってもクリアできませんし、そもそも約束を破っているわけですから、我々には入塾規約に基づき約束を守らせる義務があります。

忘れる頻度があまりにも多く、都度指導しても改善が見られない場合は、生徒は帰宅させ保護者さんと相談・面談し塾の通学継続を確認します。それで辞められた方も過去には何名かいらっしゃいます。

宿題と言っても、授業できちんとクリアできた範囲を出題していますので、30分か40分もあればできるボリュームです。その程度の努力を拒むことは、つまり成績をあげようという意欲はないものと考えざるを得ません。

もちろん宿題をやっていない理由は確認します。たまたま忘れることもあるでしょうし、病気で時間がなかったのかもしれません。そういった特別な理由がないのにやっていないのは、単なるサボりです。

今回なぜこういったテーマでブログを書いたかと言いますと、今週最後通告をした生徒が1名いたからです。学校でも提出物をとことん出さない状況を聞いています。塾では多少マシですが、それでも宿題を少しだけやって「やった風に」ごまかそうとしたり、過去の宿題とすり替えて得点を入力するなど、手の込んだことをする生徒です。

今まで何回か同様のことがありました。学力がどうこうよりも、そのインチキする・サボる習慣は将来大人になった時に、癖として残ってしまい絶対損をするのが目に見えています。「三つ子の魂百まで」と言いますが、もしかすると時すでに遅しで、習慣・癖として定着してしまっているのかもしれません。根気強くメッセージを伝えていく必要がありますが、物事には限度もあります。

入塾して1年です。そろそろリミットと考えるべきでしょう。今回がラストチャンスです。

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2015.08.26

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