セルモの教室長BLOG

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先入観

先日触れた「先入観」について少し補足いたします。苦手という先入観で生徒たちはずいぶん伸び悩んでいると感じています。私たちは知らず知らずのうちに先入観を持ちます。それは自然なことで、経験に基づく根拠ある心理作用だからです。ただし・・・

本当にその教科、苦手なのですか?

苦手意識が「特定の教科」に向けられたとき、その先入観は大きな壁となります。生徒はその教科に見向きさえしなくなります。

教室で何名かの生徒に「簡単な魚を描いて」と言います。するとどうでしょう、みんなの魚はほぼ左を向いています(焼き魚の影響ですかね)。次に実物大の1円玉を描いてもらいます。ずいぶん小さな1円玉を描きます。実際の半分くらいの大きさに生徒自身が驚きます。

これは私たちの勝手な思い込みなのです。魚は実際には縦横無尽に泳ぎますし、1円玉の価値はそんな小さなものではありません。


もう一度、向き合おう


当教室の生徒は黙々と学習ができます。だからこそ、私たち講師が気づいてあげなければならないこともあります。本当に苦手なのは「誰かのせい」ではありません。それは生徒自身が築き上げた、ありもしない「高い壁」なのです。

そのことに気付いてもらえたら、そこがスタートラインです。


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2017.10.21

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