セルモの教室長BLOG

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思春期の難しさ

学習塾を経営していると避けられないのが、生徒の思春期問題です。

問題と言っても一つではなく様々な現象が起こります。生徒の表情や仕草などを見ていると、「そろそろ何か起こりそうだな?」と、経験則上でだいたい分かります。

「最近何か悩んでない?」と尋ねると、そういった生徒はたいてい無言答えません。何かありますと言っているようなものですが具体的に悩みを答える生徒は少なく、 「いつでも相談受けるからね」とその場では伝えるようにしています。あまり根掘り葉掘り聞いても良くありませんし、かと言って保護者さんに伝えると、生徒からすると「裏切られた」みたいな状況になってしまう場合もあり、気付いたのは良いけど対応が難しいものです。

先週もとある生徒がまさにそういう状況でした。数少ない会話の中で推測するに、おそらく友達関係だとは思いますが、保護者さんにも相談しておらず自分の中だけで苦しんでいるようでした。生徒へは「もし自分で親に言いづらいのだったら、代わりに言って上げることもできるからね。」とだけ伝えましたが、この対応で良かったのか悪かったのか・・・。

もし緊急度が高いならば、早めに保護者さんに伝えた方が良いでしょうし、過去にそれでギリギリフォロー出来たケースもありました。今回のケースは果たしてどうなのか?授業が終わってからも、少し考え込んでしまいました。経過観察して、状況が改善していないのであれば保護者さんに確認する・・というステップで良いのか?なかなか難しいです。

学習塾という立場よりも、子供達の周辺にいる一人の大人として毎回考えていますが、答えがなかなかありません・・。

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2016.09.26

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