セルモの教室長BLOG

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指導に苦労するタイミングです。悩み深いですね・・。

本日24日土曜日も朝から2学期中間テスト対策を実施しています。

午前中は授業参観の学校が多かったので少数でしたが、昼からは座席が満席になりました。

今日は指導に大変苦労している一日です。

どういうことかと申し上げると・・、

今回中間テストの範囲で、中学2・3年生の数学で関数が出題されています。この単元をやる時期は我々(他の学習塾でも同様でしょう。)にとって大変悩み深く、生徒にとっても「比例」という考え方が理解出来ていない場合、本当に苦痛に感じる時期です。「比例」だけでなく、その前にやった「方程式」も分からないとなると手の付けようがありません。

では「比例」が分かっていない生徒はどうすれば良いか?ですが、「比例」の考えの基本に立ち返るしか有りません。単元で申し上げると、関数や比例に関係する知識は、小学校4年生の「ともなってかわる」という単元から始まり、5年・6年と段階を踏んで勉強しています。よって根本的に考え方が理解出来ていない生徒は、ここまで戻らないといけないわけです。

例えば、お店で一つ50円のお菓子を1つ買うところを、2つ買うとするならば値段は2倍の100円になります。このときのお菓子の数と、買い物した値段の関係を比例と言いますが、まさにこういった言葉の解釈が出来ない生徒が今の小学校・中学校には非常に多く存在します。

比例の概念のさらに基本的な考えとして、「倍の計算」という単元があり、多くの小学生そして中学生の中に、この単元を理解出来ていない生徒も、そこそこの割合で存在しています。そうなると、倍の計算も復習しなければならず、遡りは小学2年・3年まで戻らないといけない・・・と言うことになります。

理解出来ていないといえ、そこまで遡ると生徒も「自分自身にがっかり」します。しかし、理解出来ていないのに、中途半端に復習しても仕方ありませんから、理解の状況に応じて適切な箇所まで遡ります。

今回のテスト対策授業でも、夏休み前から各自の状況を掴み関連単元の復習をずっと続けてきて、ようやく学校のテスト範囲に到達した生徒、まだテスト範囲までは距離がある生徒など、様々な状態の生徒がいます。なんとか少しでも理解を積み重ねて貰えるよう懸命にサポートはしているものの、テスト範囲の大量のインプットが確実に定着するまで、何度も何度も問題を繰り返し解くことは生徒も指導する講師も大変疲れるものです。

そうは言っても、来週以降各中学校のテストは実施され、生徒達は問題に直面しますので、諦めること無く指導を続けていくしか有りません。ちょっと口っぽいblogでしたが、出来ていない・理解出来ていないという状況を中学校まで持ち越さないことが一番の対策であることは言うまでも無く、いま小学校の生徒さんには出来るだけ取りこぼしがないよう、毎日の勉強を進めてもらいたいものです。

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2016.09.24

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