セルモの教室長BLOG

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矛盾した指導は致しません。

本日は朝から期末テスト対策を実施しています。

山崎中、薬師中、小山田中はすでに金曜までにテストが終了しましたが、忠生中・木曽中・金井中・第三中がこれからテストです。みんな朝からコツコツ頑張ってくれています。

ところで、とある新入塾の保護者さんから先日ご質問を受けました。

「学校の勉強にほとんど付いていけないのに、現実問題としてテスト対策をやって効果があるのでしょうか?」と言うことです。

確かに、例えば今回中学2年生のテスト範囲で「連立方程式」がありますが、1年生の「一次方程式」を理解していないと、基本的には解けません。そういった生徒にいくら連立方程式を教えたところで、効率が悪く得点に結びつかないでしょう。

では、どうするかというと、当教室ではまずは1年生の方程式の基本を学習してもらいます。文章題等は抜きにして、とりあえず「整数」「小数」「分数」くらいの方程式は解けるようにします。それから連立方程式を学習すれば、基礎問題は何とか対応出来るようになるでしょう。平均点は無理でも、今まで10点、20点だったのが、40点、50点まで改善出来る可能性があります。

一方、1年生の方程式を復習してもまったく理解出来ないケース。例えば、プラス・マイナス自体の計算が理解出来ていないし、分数や小数の計算自体も怪しいという生徒さんもいらっしゃいます。

その場合は正直申し上げるとテスト範囲の連立方程式に対応するのは難しいでしょう。ターゲットをもっと先の定期テストにおいて、まずは小数・分数の理解から始めるべきです。その場合は、「すぐに成績が改善することはありません。」とはっきり保護者さんにも生徒さんにも申し上げます。

○○○の家庭教師のように、残り50日や100日でも大丈夫とは決して言いません。きちんと生徒さんの課題を把握し、取り戻しに必要な時間軸を正確に申し上げます。そんな何倍速で勉強出来るのであれば、そもそも勉強が苦手になっていないでしょう。もちろん生徒が自信を身につけられるように、1科目でも頑張って成果を出して貰えるように、工夫はしていきます。

実際に入塾2ヶ月、3ヶ月で大幅に点数を上げた生徒も多数います。しかし、それがずっと続くのかと言うと、復習する箇所は沢山あるので時には一時的に点数が下がる可能性もあります。そういって点も正直申し上げて指導するようにしております。

とにかく一つひとつコツコツやるしかありません。

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2016.06.25

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