セルモの教室長BLOG

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中学生を受験に意識を向けさせるには?

町田市忠生の個別学習のセルモです。

先週から保護者面談が続いています。

中学1年、2年の生徒さんとは、「そろそろ受験に向けて、意識を高めていく」というテーマに対し、具体的にとれる方策をご相談するという内容が多いです。

10人いたら、現時点で受験に意識が向いている中1、中2は多くても2・3名というところです。大半がまだ意識がなく、多くの保護者さんが「どうすれば受験に向いてくれるのか?」と悩まれています。

その言った話題の際、当教室でお話しさせていただいているのは次の3点です。

1)まず1点目としては、将来の目標設定はしているか?という点です。

将来どういった職業に就きたいのか、どういった大人になりたいのか?生徒さんなりの目標があるかどうかお伺いします。そうすると、意識が高まっていない生徒さんの多くは、そういった将来の目標設定がなされていません。あったとしても、「高校に行っても中学と同じ部活に入りたい」という、どちらかというと目先の目標だったりします。必要なのは、そういった1・2年後の話ではなく、大人になった時の自分の描く姿があるかどうか?ということです。

では、目標がなければどうすれば良いかということですが、現時点で興味のある職業や仕事を探してみることです。例えば、「職業ガイド」という様々な職業について、詳細に案内している書籍があります。こういったものを読んでみて、興味のあるものを探してみるのも一つの手だと思います。興味のある職業があれば、例えば見学やお話を聞ける職業であれば、一度実際にやっている方にお話を聞いてみるのも手だと思います。大手の企業さんだと、見学ツアーなどをされているところもありますからね。

2)次に、目標となる仕事や職業を見つけることができれば、その目標を達成するための手段を考えます。

資格が必要な場合もあれば、専門に勉強する学校を卒業しないといけない場合もあります。こういった情報は、上記の職業ガイドにも記載されていますし、今の時代インターネットで調べればいくらでも情報が出てきるでしょう。特に進路については、お金もかかる話ですので、家庭として現実的に選択できるかどうか生徒さんに話しておく必要があるでしょう。思わせておいて、「うちの家はダメだよ。」ではガッカリですからね。場合によっては、奨学金を受けてでもその進路を選択したいという強い気持ちを持つお子さんもいらっしゃいます。

3)目標を達成するための手段が判明すれば、あとはそれに向かってどのように進んでいくか、中学校生活の具体的なロードマップを描きましょう。

成績はどの程度とっておけば良いのか?何の科目を勉強しておかなけれなならないのか?習い事や部活動の優先順位はどうするのか?など、具体的に行動を決めることができると思います。あとは、その行動をしっかり進めていくだけです。考えるだけだったら誰でも出来ますので、一定期間ごとに進捗を確認していかなければなら無いでしょう。生徒まかせにしてしまうと、ロードマップに対して全然進んでい無い・・ということもありますので、基本は生徒の自主性に任せるとしても進捗だけは保護者さんが確認していくべきです。

もちろん1)〜3)の手順は保護者さんが手助けはしますが、行動してもらうのは生徒さんです。だからステップ毎にきちんと生徒の合意や約束を取っておくことが重要です。約束というのは単なる口約束だけでなく、守らなかった場合のペナルティも考えておかなければいけません。なにの制限もない約束は、約束ではありませんから。

このようなアドバイスを保護者面談でさせていただきますが、実際にきちんと手順を踏んで進められているご家庭が多数あります。最終的に今まできちんと手順を踏んで進められたご家庭は、大半がきちんと目標の学校に合格されています。このようなステップを面倒と感じるか、そうでないか、はそれぞれと思います。しかし、実績が出ているのは事実であります。

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2015.11.27

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