セルモの教室長BLOG

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来年からの中学校教科書変更について

町田市忠生の個別学習のセルモです。

早いもので9月も残すところあと1週間です。

まもなく中間テストが開始される中学校も多いため、教室内は多くの生徒が集中して勉強しています。

当教室の売りの一つが「静かで集中できる」点にありますが、どの生徒も一言も発せず勉強する姿は頼もしくあります。

ただ「静か」というのは、場合によっては「理解できずに固まってしまっている」というケースもありますので、我々講師が巡回してチェックし、声をかけてあげる必要もあります。

いずれにせよ、テストの期日は決まっていますので、頑張ってもらうしかありません。

さて、10月に入ると受験生は2学期期末テストへの対応準備がありますが、それ以外の生徒さんは上半期が終わったということで、来春以降のことを考えていかなければなりません。

大きなトピックスとしては、来春から中学校の教科書が変更になるということがあります。町田市はまだどの教科書を選択するかわかりませんが、どの教科書を選択するにしても以下のような変更点は共通です。

以下教材メーカー「学書」さんからの情報です。

■2016 年度中学教科書改訂のポイント

英語 「読む・書く・聞く・話す」の 4 技能の習得がいっそううながされるよう,単元構成の見直し

⇒Point! 教科書によって異なりますが,英語本文については3~5割程度の変更があります。一見して同一単元名のものもReadingの文 章内容が変更されていたりしますので,注意が必要です。全体の配列としては,たとえば東書で「Speaking Plus」を「Daily Scene」,「Multi Plus」を「Presentation」に,三省で「We’re Talking」を「Let’s Talk」に名称変更するなど,目次の構成からも 4 技能を意識していることがうかがえます。日頃からリスニングも含めたこまめな定期テストへの対策が必要です。

数学 ページ数の 1 割程度の増加と演習量の増加

⇒Point! 中1東京書籍を例に挙げると,今まで『円とおうぎ形』の単元内に入っていた「おうぎ形」の内容が独立した単元となるなど,単元に よって,学習内容が増えているものがあります。方程式や資料の活用でも教科書によって演習量を増やしている傾向が見られま すので,定期テスト対策でも考慮が必要です。

国語 読解作品の変更と単元順序の変更

⇒Point! 教科書によって異なりますが,物語文や説明文では平均して2~4作品程度の差し替えが行われています。詩・短歌・俳句の単 元でも個々の取扱い作品に変更があります。三省の教科書では分冊がなくなった分,全体の素材点数は減っていますが,比較 的作品の差し替え点数が多くなっています。新出漢字の学習時期も変わりますので,定期テストなどへの対応が必要です。

理科 ページ数が 2 割ほど増加,内容は細かい点での変更が多数

⇒Point! 教科書によっては2割ほどページ数が増加しており,その分が火山や津波,地震など自然災害の内容,防災教育などに充てら れています。また,たとえば東書の教科書で「化学・生物・物理・地学」が「化学・生物・地学・物理」の掲載順になるなど 単元順序 の変更や,前回改訂で変更のあった「ブドウ糖などが2分子結びついたもの」という記述が「麦芽糖」になるなど,用語の変更・追 加が複数みうけられます。理科については,こうした細かな変更点について確認しておく必要があります。

社会 地理では領土問題,歴史では近現代,公民ではコラムで内容が追加

⇒Point! 地理では領土問題として,北方領土,竹島に加え,尖閣諸島に関する記述が追加されたほか,帝国の教科書で「アジア・ヨーロ ッパ」の世界地理の内容が増えるなどの変更があります。 では,古代~中世にかけて学習内容を細分化する教科書(日文 で文化の内容)や近現代の内容を増やした教科書があります。 公民では環境保護,自然災害への対応,エネルギーなど日本が 直面している問題がコラムとして扱われています。地理・歴史・公民それぞれの章末や単元末で 単元内容を調べて発表するとい う構成がとられていますので,定期テストでは論述も含めた対策をする必要があります。

注目する教科としては、英語、数学と理科の3教科です。

英語は難易度が上がると思われ、数学と理科はボリュームが相当増えます。ただでさえ現行の英語についていけない生徒が多く、数学も理科もボリュームが多く学校の授業時間では完結していない中学校が多いなか、この変更は生徒にとって相当辛いのではないかな?と考えています。

こういった変更があったとしても上位クラスの成績の生徒は問題ないのですが、中〜下位の生徒は益々ギャップが開く要因となることは間違いありません。

特に新中学校1年生(現6年生)では、出だしからつまずいてしまうと取り返しがつかないことになってしまうことでしょう。

少なくとも本教科書は4年使われることになりますので、新小学校5年生(現4年生)の保護者さんは新教科書の情報をきちんと読み取り、お子さんの学習計画をしっかり立てることが重要です。

間違いなく、頑張った生徒さんにしか結果や成果が伴わない環境になります。脅すつもりはありませんが、勉強が苦手な生徒さんには手当は早めにしてあげてください。






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2015.09.25

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