セルモの教室長BLOG

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子供達を信用する大変さ

1学期期末テストを終えた中学校が、1校・2校と増えてきました。

生徒に様子を聞くと、実技教科が出来なかったという生徒が数人いました。教室では当然ながら5教科を中心に見ていますが、実技教科まで勉強時間が回らなかった生徒が多いようです。中学3年生は気をつけなければいけませんね。なんせ、内申点では実技教科は点数が2倍となりますので。

さて、ここ数日数名のお母さんからの悲鳴を頂いております。どのような悲鳴かというと、ほとんど同じです。学校に提出するワーク教材や、塾で自宅学習用に購入された問題集を「きちんとやっている」と聞いていたのに、いざチェックすると「実はやっていなかった」という内容です。

これは非常によくある話です。子供達は、その場をごまかすために嘘をついたのですが、保護者さんとはして信用してあげたいので、その話をいったん受け止めます。そして、いざテスト前になって怪しさを感じ実物をチェックしてみると・・・。

ため息が出ますよね。どうしてそういう嘘を付いてしまうのか・・。ただ、私が思うにそれが中学生というものなんだと思います(笑)。笑っては不謹慎かもしれませんが、皆さんだって一つや二つは中学生自体にそういったことがあったと思います。

だから信用するとかしないという問題では無く、「5ページ進んだら簡単にチェックするから持ってきてね。」と最初から伝えておけば良いだけです。別に細かくチェックする必要も無く、書いたノートを見てきちんと採点しているか、間違えたところを解きなおしているか、だけで良いと思います。そこさえチェックしていれば、それほど手を抜いていないでしょう。

子供達の言い訳として、「どう進めていけば良いか分からなかった」という発言が典型パターンですが、たいていの問題集は巻頭に進め方が書かれています。最初に親子で簡単に確認しておけば、そういった典型的パターンの言い訳も無くなるでしょう。

まあそれでも、他に様々な言い訳をしてきて、最後には「うるさいなあ、私のこと信用していないの?」と言ってくるかも知れません。それも、中学生の典型的な反応パターンですよね。そう言ってきたときは、「うるさくてごめんね。じゃあ今後は何も言わないから受験も含め全て自己責任で進めてくれる?困っても、もう何も言わないから」と伝えたら、子供達もそこまでのつもりじゃ無かったので、折れてくるでしょう。

とにかく子供達を信用することは大変です。たいてい想像が付いて、嫌な予感は当たりますからね。子供達へのコミュニケーションは甘辛が大事だと思いますので、バランス良く接していきましょう。教室でも心がけています。答えは無いですけどね。

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2016.06.24
夏期講習の募集開始しています。

夏期講習の募集を先週からひっそり開始しています。

当教室の季節講習は毎回内部生が中心となりますので、外部生の募集は若干名とさせて頂いておりますので、あまり大々的にチラシを配布したり、宣伝をしておりません。今回も1,2回チラシを配布させて頂く程度でしょうか。チラシは来週からですが、それでもすでに外部生の方からお問い合わせを頂いております。

ここで一度夏休みの勉強について整理しておきましょう。まず夏休みはおおよそ6週間ありますが、塾は1週間お盆休みを頂きますので、教室でサポートするのは5週間です。約35日になりますが、長いようで短い期間です。大手学習塾さんのCMや宣伝では、「全て復習できます!」みたいな打ち出し方をされているケースを散見しますが、全て復習はなかなか35日では難しいのが実情です。

もちろん生徒さんによってコンディションが違いますので、苦手な箇所を全て復習出来る生徒もいるでしょう。しかし、勉強が苦手な生徒さんの場合、復習が数年にわたるケースもありますので、全てを復習とまではいきません。「全て」を狙うのでは無く、まとを絞ってとある科目のとある分野について学習するのが良いでしょう。

例えば今月ご入塾された中学2年生の生徒さんには、苦手な英語の1年生の総復習と2年生の1学期の範囲の復習を提案しました。この範囲であれば、着実に進めていけば夏休み中に復習することが可能です。欲張っても5科目の1年生全範囲の復習を狙ってはいけません。気持ちは分かりますが、いきなりそんな量を勉強出来るのであれば、最初から塾には通われていないでしょう。

しかし、受験生となると話は別です。2学期の成績で内申点が決まりますから、少なくとも5科目の2学期の範囲は期末テスト予想範囲までを含め、全て先取り学習が必要となってきます。夏休み中に先取りを終わらせ、夏休み明けからは復習・復習・復習の繰り返しです。出来れば3学期の範囲も先取りし、受験に備えたいところです。

問題は受験生でも、1年生の英語や数学の復習が必要な生徒さんです。この場合は、英語は1年生からの積み重ねで3年生は学習が成り立っているので、判断が難しくなります。少なくとも文法については1・2年の復習を塾でサポートしたいですね。単語は、自宅で自習でしょうか。数学はもっと範囲が広いので、全ての復習は難しいです。基本問題に的を絞って進めるしか有りません。応用や発展問題は捨ててしまいます。

このように、一人ひとりの状態を見て判断するしかありません。小学生も一人ひとりです。中学生進学に備えるというのもありますし、中学受験の生徒もいます。数十名のプランを作成するので大変ですが、それが個別学習の季節講習なのです。

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2016.06.21
耐久レース

今日、日曜も朝から期末テスト対策で生徒が登校しています。

お隣の学習塾さんは完全休業のようで、余裕あるなあ〜と。

来週テストの学校がほとんどですから、本当ならば深夜までフォローしたいところですが、私たちも休まないと体力が持ちませんので、日曜は夕方までと決めています。

ちなみに教室長はモータースポーツが好きで、今日は伝統のLe Mans24時間レースがフランスで実施されています。世界三大レース(F1のモナコグランプリ、アメリカのインディ500、そしてLe Mans)の一つで、このレースで優勝することは、自動車メーカーやレーシングドライバーに取って夢の一つです。

24時間休むこと無く走り続けるのはもちろん大変ですが、このレースに出るまでの準備も、テストを含めて数ヶ月準備が必要です。こういったレースを見る度に、これは受験や定期テストと似ているなあと感じます。定期テストは普段のレースで、受験はLe Mansみたいな有名な伝統レースでしょうか。

試験本番までに、様々な努力を積み重ね、準備が足りないと試験では足下をすくわれます。レースも同じで、やはりきちんと開発テストや作戦を練ってきたチームが優勝します。そこに奇跡は無く、努力の積み重ねでしか有りません。

今日テスト対策に来ている生徒を見ると、事前に約束した学校に提出するワークを事前に終わらせることが出来ていない生徒がいて、この生徒はすでにテスト対策授業の前に、他の生徒と比べて周回遅れになっている訳です。他の生徒がどんどん苦手箇所を復習している最中に、この生徒はまだ基本範囲の学習中なのです。どちらが点数を取れるかというと、言うまでもありません。

おそらくこういった事は受験や試験、レースだけでなく何をするにしても共通していることなのでしょうね。ようは「段取り」です。成功パターンを知っている人ほど、「段取り」を重視します。この「段取り」をいかに生徒に理解してもらうか。それが我々の腕の試しどころなのだと思います。大変難しいテーマです。

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2016.06.19
今日、明日とテスト対策授業です

今日、明日と1学期の期末テスト対策授業です。

毎回感じることですが、このテスト対策授業を実施することで、その生徒は成績上がる、上がらないか?ということがほとんど見えてしまいます。

まず成績が上がる、好成績をキープ出来ている生徒は、詰め込んで勉強していません。計画的に学校のワークなどにも取り組み、テスト対策では理解出来ていない箇所が理解出来ているので、本人から「ここを勉強したい」と出てきます。弱点を補強するので、必然的に点数は上がります。

一方で、成績の上がらない生徒は、テスト直前にも係わらず学校のワークもやっておらず、ワークは絶対に提出が必要なことから、本来はテスト対策授業なのに、ワークをやらなければならなくなります。大量のページを詰め込んでやるので、そりゃ全部覚えられるわけがありません。点数もやらないよりはマシでしょうが、やはり弱点のチェックなどが出来ていない状況なので、中途半端な点数しか取れません。

では、どうすれば後者のタイプの生徒の成績が改善できるかです。これらの生徒の場合、ワークをやっていない事以外にも、様々な問題点がありますので、一つずつきちんと話をし、行動をチェックし、改善していくしかありません。いきなり魔法の方法はないので、一つずつ行動を改めてもらうしかありません。もちろん、話をしてもすぐに行動出来ないのも分かっていますので、繰り返し声を掛け、時には半分強制的に改善の時間を取り、手取足取り指導していくことも必要な場面もあります。

ただ、どうやってもフォロー出来ないケースもあります。例えば、約束したけど無断欠席する生徒などは、その最たるケースです。今日も残念ながら1名の生徒が、約束の時間に来ませんでした。事情は分かりませんが、機会を設けてもそのチャンスを放棄してしまっては、自己責任でやってもらうしかありません。

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2016.06.18
大人が手本を見せる

先週からテスト対策週間に入り、またもやblog更新する時間が取れませんでした。

まら当教室は戦力強化のため今月から新たに二人の先生にご入社頂いており、その研修やフォローもあります。そういうこともあり少しバタバタしておりますので、blog毎日読んで頂いている方にはご容赦頂きたいと思います。

さて、世間ではマスゾエ(あえてカタカナ)知事の話題で持ちきりですね。マスゾエ知事も、よほどストレス耐性が強いのか、空気を読めないのか、なかなかおやめになられません。やっていることは、本当にせこいというか、要は公私混同した低レベルな政治家な訳です。

東京都1,351万人のトップに立つ人間の器じゃ無かったわけです。こういった大人の行動を見て、子供達はどう思うでしょうか?「偉い人でもあんなことやっているのだから、自分もいいよね・・。」と思う子供も多いのでは?

現在日本はご承知の通り少子高齢社会になっており、少ない子供達で今後日本という国を支えていかなければならないのです。そのためには、一人ひとりの能力や知性を高めることが必須となるわけですが、その見本となる大人がこれではその希望も廃れます。

そういった観点で行動したいものですね。別にマスゾエ知事だけの話では無く、我々も含めた大人が子供達の憧れや尊敬・見本となるように行動したいものです。

余談:ちなみに東京都都知事選挙を改めて行うには、50億円程度の費用が掛かるそうです。東京都民一人あたり370円の費用負担です。私は最初は50億円も掛けて選挙するのなら、マスゾエさんに任期までは無給で頑張ってくれたら良いのでは?と思っていたのですが、一人あたり370円の費用負担であれば、再度選挙で選ぶ方が良いのでは無いか?と考えるようになりました。子供も赤ちゃんも370円なので、実質は一人1,000円くらいの負担と思われますが、毎日くだらない記者会見を見るのもそろそろ限界ですよね。

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2016.06.15

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